多肉植物、サボテンの特殊な光合成CAM(ベンケイソウ型有機酸代謝)
- アサマプランツ
- 2024年8月23日
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更新日:2024年9月8日

CAM(ベンケイソウ型有機酸代謝)は、多肉植物やサボテンなどの乾燥地帯に生息する植物が採用する特殊な光合成の方法です。この仕組みについて詳しく説明しますね。
CAMの特徴
夜間の二酸化炭素吸収:CAM植物は夜間に気孔を開き、二酸化炭素を吸収します。これにより、昼間の高温や乾燥から水分を守ることができます。
有機酸の生成:吸収した二酸化炭素は、夜間にリンゴ酸などの有機酸として細胞内に蓄えられます。
昼間の光合成:昼間になると、気孔を閉じて水分の蒸発を防ぎながら、蓄えた有機酸を分解して二酸化炭素を放出し、光合成を行います。
CAMの利点
水分の節約:昼間に気孔を閉じることで、水分の蒸発を大幅に減らすことができます。
乾燥環境への適応:乾燥地帯や砂漠などの過酷な環境でも生き延びることができます。
代表的なCAM植物
サボテン
アロエ
ベンケイソウ
パイナップル