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牡丹防風(ぼたんぼうふう)

更新日:3月20日


牡丹防風(ぼたんぼうふう)

学名

:Peucedanum japonicum

 Thunb. var. japonicum

科名

:セリ科カワラボウフウ属


日本や東アジアに広く分布しています。その特徴は以下の通りです。


1. 外見

・高さは30~100センチメートルに達します。

・葉は細長い形をしており、複葉で、葉の縁には不規則な鋸歯があります。

・ 花は夏から秋にかけて白色の小さな花を集めた散形花序を形成します。


2. 生育環境

・日当たりの良い場所から半日陰まで幅広く適応しますが、湿った土壌を好みます。

・ 海岸沿いや山地の林縁などに自生しています。


3.利用

・ 漢方薬として、風邪の予防や解熱、咳止めに用いられることがあります。

・ 地方によっては食用としても利用されることがあります。


牡丹防風は観賞用だけでなく、薬用や食用としても有用な植物です。

長命草、サクナ、イワゼリなどの別名がある。

必要時に根を採取して輪切りにし、陰干しにする。

葉は生のまま用いる。風邪、咳止めに、根を干したものを煎じて服用。

滋養強壮に、根を煎じて服用したり、葉を他の食材と煮て食べるのもよい。


ボタンボウフウには、ビタミンやミネラルなどの健康成分が豊富に含まれています。

(1)ビタミンA

(2)ビタミンB2

(3)ビタミンB6

(4)鉄分

(5)カルシウム

(6)マグネシウム

(7)βカロチン

(8)食物繊維


肌の健康を保つビタミンAはカボチャの約1.6倍、

赤血球をつくる鉄分はプルーンの約6倍、

歯や骨の主成分であるカルシウムは牛乳の約4倍、

コレステロールを下げる食物繊維はキャベツの約5倍


ボタンボウフウには、南国の強い紫外線から自らを守るため、「クロロゲン酸類」や「ルチン」などのポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは、植物が自分のからだを活性酸素から守るために作りだす成分です。


ポリフェノールを多く含んでいるため、定期的に摂取することで、体内に強い抗酸化作用が働き、がんや生活習慣病を予防します。そして、血液をサラサラにする作用もあるため、むくみの改善、肥満予防にも効果がみられるでしょう。さらに、肌のシワやたるみを改善する美肌回復など、アンチエイジングといった美容効果も期待できます。

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